殿、利息でござる!

主演 阿部サダヲ


江戸時代財政難のため民衆に重税を課していた仙台藩

農民の苦労も知らないで、取れるだけ取るって最低

重税に苦しんだ人々は夜逃げをする、人がいなくなれば残ってる人により重い税がのしかかるという悪循環

吉岡宿で造り酒屋を営む穀田屋十三郎はなんとかしようと

町一番の知恵者に秘策を聞く

「殿様にお金を貸して、その利息で重税を賄う」

普通考えつかないわね~

町の有志達が自分たちの名前も明かさず、利益も求めずに資材を投げ打って

殿様に貸す大金を集める


この映画にはもう一つ物語があって

町一番のケチで欲の深い造り酒屋の旦那がいて金貸しもやっていた

その人には息子が2人。長男でありながら養子に出された十三郎

本家を継いだ次男、今回の資金集めに他の人より多額のお金を出すという

長男は当てつけだと勘違いして仲間から外れるんだけど

本当は・・・

欲深いと言われていた父親は、重税で苦しむ町のためにコツコツとお金をためていた

長男が養子に出されたのは次男の目に障害があったから

志半ばでこの世を去る時、次男に遺言として自分の意志を継ぐように言う

すべては町のために。だが誰にもそのことは言ってはならない

もうね、人は見かけによらないわよ・・・泣けちゃう


妻夫木聡が次男の役を演じてたんだけど

つつましやかで、まるで仏のような男

代官もいい人で良かった・・・ただ松田龍平演じる役人が最低・・・

これがまた似合ってるんだな

ラストに出てきた殿様、羽生結弦だったわw


現在も吉岡町には穀田酒店は実在する

すごいね~歴史を感じる

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のじこメモ

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